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生徒集客の仕組み

学習塾の生徒集客に必要な要素にはどんなものがあるでしょうか。ある1人の生徒が入塾するのに、彼(彼女)はどのくらいのモノに触れて入塾にまで至ったのだろう。

例えば、こんな事例ではどうでしょう。

 ある家庭で母親が塾のチラシを選り分けています。最近の中学2年生の息子が部活動に一生懸命で家庭学習が疎かになっていると感じ、夏休み中の勉強が不安になったからです。
 多くのチラシの中から母親は、A塾という近所の塾を手に取りました。買い物の途中に、自転車で塾の前を何度も通った経験があるからです。その塾は先生たちがいつも元気良く生徒を出迎えています。
 母親は息子にA塾を知っているか聞いてみました。すると、「B君がその塾に通っていて、楽しい先生がいるんだって言ってた。C先輩もD君も通ってるみたい」と言います。
 それを聞いた母親は「じゃぁ、うちの子も夏休み中だけでも塾へ行かせようか」と考えます。もう一度チラシを見ると「無料体験授業実施中」と書いてあります。じゃぁ、試しに問い合わせてみようかと思い立ちA塾へ電話をかけたのです。

 上記のケースで考えてみましょう。塾探しの理由は「母親の不安」(心理面)と「夏休み」(時期的タイミング)です。塾への問い合わせは、このような「心理的不安」の高まりが「時期」と合わさることにより発生します。

 次に、問い合わせに至る直接のきっかけは「チラシ」です。ただし、母親が塾の前をよく通っていなければ、チラシは素通りされた可能性は高いでしょう。しかも、先生たちが元気良く生徒を出迎えていたからこそ、母親の記憶に残っていたのです。

 一般の方々が塾の前を通るかどうかは偶然の要素ですが、塾の前を一般の人が通るのを想定して元気良く出迎えるかどうかは「塾の取り組み」です。

 また、息子が友人B君から「A塾には楽しい先生がいる」という話を聞いていました。これは「口コミ」です。A塾には在籍生が友人に話をしたいと思わせる「何か」(口コミ要素)があったということです。

 最後に、問い合わせをする最終のきっかけは「無料体験授業」です。ここが、この塾の問い合わせの最初の「入口」となっています。

 つまり、この場合、大きく分けると、チラシ塾の取り組み口コミ入口の設定、という4つの要素が絡み合って問い合わせに至っていることが分かります(厳密には口コミの発生も塾の取り組みの結果です)。当たり前のことですが、多くの要素が複雑に絡み、お互いに影響を与えながら、生徒集客という活動が行われているのです。(下図参照)


生徒集客に関する様々な要素

  • 塾内の取り組みは、授業に代表される在籍生を対象とするものと一般生対象のものに分かれます。しかし、一般生対象のイベントの場合、それを単独として開催せず、内部充実を目的とした在籍生のイベントの中に一般生を参加させて行います。


  • 塾内の取り組みがチラシに掲載する中身となります。いいキャッチコピーや特典などを考えても、塾のコースや講習設計、付加価値などの「チラシに載せる商品」が良くなければ集客は見込めません。


  • 入塾前に何を「入口」にするのか、その設定が必要です。


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