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口コミを意図的に発生させる
学習塾の生徒集客で一番強いのは、結局、「口コミ」であるとお考えの方も少なくありません。塾は会員制サービスです。長期に渡ってお金を支払うものです。ですから、現在の会員からの良い評判が集客に大きく寄与するのは間違いありません。一般の商品とは異なり、「受けてみないと分からない」のが塾のサービスですから、口コミというのは一般の方にとって、購入を検討する際の大きな要素となります。
ところが、口コミというものは自然発生的要素が大きいのも事実です。偶然、人の口に上るということが多いのです。しかし、偶然に頼ってばかりもいられません。口コミにが発生するように意図して業務を行うことも重要です。ここでは、「意図的に口コミを発生させる」業務について考えてみましょう。
口コミは、在籍生(保護者)への働きかけ(=コミュニケーション)によって発生します。学習塾の日常的なコミュニケーションとして、最も頻繁に行われるものが「授業」です。「分かりやすい」、「面白い」、「出来るようになった」、「いい先生がたくさんいる」、「英語が好きになった」など、授業を通じて生徒の気持ちが大きく動かされた場合、その感動が他者へ伝わる可能性は高くなります。
ただし、授業は恒常的に行われるので、どうしても「慣れ」が生じてしまい、感動が生み出されにくくなります。よって、一定のレベルを「保つ」ことに塾としては腐心しなければなりませんが、感動を生むためには、日常の破壊が必要となります。通常にはないコミュニケーションの場を設けることが、生徒の感動創出にとって不可欠になるのです。その機会が「イベント(キャンペーン)」です。
口コミ発生のための内部充実を意図するイベントには凡そ3つあります。生徒が対象の「お楽しみ系イベント」、「勉強系イベント」、それから「保護者対象イベント」です。
お楽しみ系イベント
お楽しみ系は、「理科実験教室」、「クリスマス会」、「ハロウィンパーティー」など、通常の授業にはない「楽しさ」を演出するイベントです。生徒を「塾って楽しい!」という気持ちにさせるのがポイントです。
勉強系イベント
勉強系は、「夏期講習学習ガイダンス」、「定期テストそっくり模試」、「卒業生交流会」、「入試研究会」など、学習のモチベーションを上げるのが目的です。通常授業(=日常)に刺激を与えるために、非日常のイベントを活用します。
保護者対象イベント
保護者系は、「保護者会」、「子育て講座」、「母親算数教室」などの保護者対象イベントです。保護者を集めて、塾の方針や考え方など、大きな話ができるのがポイントです。また、非日常的な個別アプローチは、「家庭訪問」という手段があります。
このように非日常の空間を塾に作り出すことで、在籍生の満足度を上げ、「口コミ」を発生させていきます。
また、口コミ「材料」を塾側から提供し、「口コミ」が発生するように仕掛けていくことも重要です。
手段として「塾通信」、「掲示物」、「在籍生向けチラシ」があります。塾通信、掲示物で、イベント報告や自塾の取り組み、生徒の成果を随時報告していきます。在籍生向けチラシは、例えば、「入試合格速報」、「中間テスト結果速報」、「英検合格速報」など、何かの結果が出た際、それをまとめて速報版としてチラシを生徒に配布するのです。
この他、新入生に対する3ヶ月間の手厚いフォローも、口コミを発生させる重要なポイントです。新入生は塾のサービスを受けて日が浅く、感動の度合いが強いため、口コミが発生しやすいのです。これも意図的に口コミを発生させるアプローチです。

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