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年一回の重要性
おそらく疑問に思われていることでしょう。「一体、何が年1回なんだ!?」と。
それは、「新しいお客様=新しい生徒」の獲得時期です。
他のサービス業や業種と比較するために、あえて「新しいお客様」と表現しましたが、直接集客する機会が年1回しかないのです。考えてみると、これはすごいことだと思いませんか?
今日は「○○のラーメンが食べたい!」と思ったら、お店まで行けば食べられますし、年に何回でもそのお店で食べることができます。
学校と一番似た企業形態は学習塾でしょうが、それでもやはり、年間を通じて好きなときに入塾することは可能です。
しかし、学校は違います。
「○○高校の授業を受けたい!」と思って、突然学校を訪れても門前払いを食らうのが当たり前です。
年1回行われる手続き(=入試)にパスした客しかそのサービスは受けられないのです。ですから、それは、非常に特別なお客様とも言えるわけです。
しかも、他のサービスとは異なり、一度、顧客になってくれれば、中高一貫校なら、6年間もの長きに渡って毎月、お金(=授業料)を支払っていただけます。去っていくお客様ははほとんどいません。こんな業種は、他にはなかなかありません。かなり優秀な会員制サービス業だと言うことができます。
ところが、年1回の集客に失敗してしまったら・・・。6年もの間、少数の顧客からしかお金が支払われなくなります。それが増えることは決してありません。これが学校の怖いところです。
年間を通じて集客している他の業種は、チラシを撒いたり、イベントを行ったり、サービス券を配ったり、さまざまな集客活動を行います。
集客活動を行えば、その都度結果が出ます。失敗しても、挽回できるチャンスは年間で何度も訪れます。
一方、学校の場合、集客期は年1回です。それは、今後6年間を左右する非常に重要な、失敗できない集客です。1回の集客の「濃さ」が断然違います。
ですから、年1回しかないにもかかわらず、年間を通じて集客活動を行わなければならないのです。
ここが非常に重要なポイントです。
年1回しか集客の機会がないということが、逆に集客に関する意識を薄めている可能性があるのです。
たいていの学校では、ほとんどの先生は、集客の意識がなく、生徒指導のための1年だと思っています。
先鋭的な学校、出来る学校は、年に1回しかない集客に対して、学校全体で非常に意識して動いています。全ての業務が生徒集客につながっているのです。
4月に行うこと、5月に行うこと、6月に行うこと、夏休みに行うこと・・・・。地道に12ヶ月を重ね、集客を迎えます。年間の考え方が非常にしっかりしているのです。
「あ、もうそろそろ、入試に向けてやらなきゃいけないな」と思ってやるのか、年1回という集客のチャンスに向けて、綿密に計画を立て、12ヶ月積み重ねるのか。
生徒を集める学校と集められない学校の違いはここです。
あなたの学校ではどうでしょうか。来年度の集客に向けて、ここまでどのような取り組みをしてきたでしょうか。
学校は年に1回しか集客のチャンスはありません。しかし、年間を通じた集客活動を続けなければならないのです。

